奇跡の遺跡アユタヤ

2008年1月22日


空港に降りたその日に行こうと思えば行ける近い街にタイで一番有名な遺跡の街アユタヤがある。

たくさんの観光客で賑わっている反面、遺跡たちは無言で迎えてくれる。

僕にとって初めての海外旅行はタイでした。その中でも初めての観光場所がアユタヤだった。そのせいもあり そのインパクトは強烈だった。

まず、バンコクの国鉄駅ホアランポーンからアユタヤまでの電車のチケットを取る。

ほんの1時間30分の旅。それでも、途中、バンコクを抜け、自然の生い茂る郊外の景色を通り抜けて着く。アユタヤはとてもきれいな駅。ぼぉっとしていてもアユタヤだけはアユタヤだと気付く唯一の国鉄駅かもしれない。

電車を降りるやいなやトゥクトゥクドライバーの客引き合戦に巻き込まれる。

彼らが一番、ターゲットにしているが僕たち日本人だということはどこでも同じこと。

非常にうるさい。。。

このアユタヤをまわるにはトゥクトゥクをチャーターするという方法がどうやらオーソドックスらしい。

もちろん、最初は僕も色々なガイドブックで謳われているそのやり方に従った。ほとんど全ての箇所を回ってもらって1200バーツでした。

今、年の三分の一から四分の一をタイで過ごすようになりもちろん、アユタヤには何度も足を運んだけど確かに相場は1000バーツ以上する。けれどちょっとその相場がおかしい。。。

きっと、日本人が徐々に引き上げてしまったのだろう・・・そのせいでトゥクトゥクドライバーにとってもおいしいチャーター客取り合い合戦が繰り広げられるのである。

実際、今日アユタヤに泊まるのならゲストハウスのレンタルサイクルがベスト。それかトゥクトゥクでワットプララーム公園まで行ってしまえばそこからはほとんどの遺跡を歩いて行ける。

ちょっと遠い遺跡まで行きたいのであればそこらのトゥクトゥクを捕まえれば40バーツから50バーツ。

どうがんばったって1000バーツもかからない。

おまけにチャーターしたらとにかくあちらこちら薦められて「行かされる」感じがするし、ここは15分な、30分なと時間制限をしてくるので時計を気にしながら見なければならないのが高すぎるのに加えて玉に瑕。

こんなこと書いてせっかくのトゥクトゥクチャーター客が減ってしまったらドライバーがかわいそうだとも思うけどせっかくタイまで行ってアユタヤを楽しむのだったら時間制限もなく、できれば泊まりで観て欲しいと思う。

そして、遺跡。

老廃、腐敗していく遺跡は世界中にあっても破壊された遺跡というのも珍しいのかもしれない

ましてや老廃しているというところは修復作業が行われていても破壊された箇所は修復されない、それは歴史をそのまま受け止めて欲しいというアユタヤの姿勢なのかもしれない。

ワットマハタートの仏頭が木の根によって持ち上げられた様子は偶然と神秘の狭間について色々想像させられる。

エレファントキャンプでは象に乗る事ができます。200バーツで何分。300バーツで何分と受付に書いてあるけど実は100バーツのコースも用意しつつ宣伝はしないというなんだかわけのわからぬ商売精神。

象に乗っているお客さんのカメラを借りて写真を撮ってくれるスタッフがいるけど安心して預けても大丈夫。お金もかかりません。

バンコクで賭博詐欺に遭遇の体験談

2008年1月22日
バンコクで賭博詐欺に遭遇の体験談

詐欺に遭ったのは僕自身です・・・

今日のバンコクではもはや世界ウルルン滞在記のような心温まるような出会いはないでしょう。

バンコクはみてもそっくりな東京のコピーという人も多く街を歩く人も都会人。

そんな都会でにこやかに声を掛けられても、それは東京で声を掛けられるケースとほぼ同じ。

つまり、裏がある。

とはいえ、バンコクはさほど危険な都会ではない

バンコクは危ないと声高らかに言われていますがそのレベルは東京とさほど変わらないように思えます。

とはいっても用心に越したことはありません・・・ここで、僕が痛い目にあった詐欺をご紹介しましょう。

その名も賭博詐欺。

ガイドブックにもこと細かく手口が載っておりまして僕が友人に体験談を話したところ、まったくガイドブックに載っている通り過ぎて爆笑された。

あんなに恐い体験したのに目の前で大笑いです。

まぁ、そんなわけでワンパターンな詐欺です。

知っていれば回避できることでしょう。

そんな教科書どおりの詐欺を体験してしまったのは大都会バンコクで世界ウルルン滞在記のような出会いを求めていた僕が悪いのです。

賭博詐欺に遭った日のこと

バンコクの有名デパートマーブンクロン別名MBKにてカバンを買うときのこと。

横からあれこれ教えてくれる店員さんがいました。

「それ、コピー」「それ、本物」「それ、グッドチョイス」とかいろいろうるさいのです。

まぁ、おかげで良い買い物ができたのですが店を出てもついて来る彼は、実は店員ではなかった。

ちょっと話そうよという切り口からして怪しい若者ですが、このときの僕、まだ海外2回目にて未熟者でした。

長々 と話していくなかで僕が音楽をやっているのに対し、彼はドラマーだと言います。うちにドラムセットがある、セッションしよう!ということで彼の家に向かったのでした。

その先は言わずもがなの賭博詐欺。

セッションどころか、彼の父さん現れてカードゲームのいかさま方法を教えてくれたらその30分後に奇跡のタイミングでカードゲームをやろうというデブおじさんが現れる。あれよあれよと勝っていくうちに最後の勝負だ!と演じたおじさんに大負けするというからくり。

途中であの有名なカード詐欺だと気づいた僕は、ギャンブルは嫌いだ!仏がゆるさぬ!家訓でギャンブルはできないことになっているだの大騒ぎして無事、被害もなく帰れたわけですが、ここで得た経験も大きかった。

反省点として・・・外国の友達を作るなんて容易なことではありません。

もし、本当に友達になれた外国人がいるならば、本当に大事にしてください。

アジアに滞在する場合、多くの現地人からは僕らのことをお金持ちが歩いているようにしか見えていません。

それでもなお、僕らに見返りを求めずに友達になってくれた人がいたならば本当に大事にしなくてはなぁと思うのです。あぁ、しかし、あんな体験は2度とごめんなのです。