2019アイドル風アーティストをプロデュース

2018年10月25日
2019アイドル風アーティストをプロデュース

ネット時代のタレントのなり方

平成一桁時代のタレント志望の日々

僕が子どもの頃、1990年代。芸能人になりたい!と思えば目指すところはテレビの中。
歌を歌ったり、ドラマに出演したり、わかりやすいものだった。

今から30年前にタレント養成所に入り、歌に芝居に稽古を重ねていましたが、あるとき、こっちに来ないか?と吸い寄せてくるジャンルがあった。

舞台演劇

テレビに出るだけがタレントじゃない
養成所では舞台出演をしながら芸事を磨くことが一般的だと知る。実はそのまま演劇人になっていく人がとても多い。
舞台にとりつかれると言うけれど、実際はテレビに出られないいいわけに使っている人もいたりして、きっと僕も最初はその1人だったのだと思う。
きっかけはともかく、その後は舞台にとりつかれて16歳にして歌舞伎座の舞台にまで上り詰めた。
(上に行きすぎて保護者からストップが掛かったのは今でも文化的虐待だと思っている。)

余談だけど、テレビに出られない代わりに芝居にシフトしたタレント志望が小劇場文化を壊してしまったような気がしないでもない。
そもそも小劇場は芸能界とは一線を画す社会的、時に政治的一メディアだったのだから。

現代のタレント志望のライフワーク

テレビに出演するタレントが多すぎて、流行や人気もめまぐるしい。
少し前までテレビに出られない人がネット番組に出演するみたいにだいぶ下に見られていたネット番組が今や、テレビを凌駕し始める雰囲気。
放送コードという成約がない分、大暴れしている企画があったりして、その面白さに気付いた視聴者はもしかしたら、テレビに戻らないのかもしれない。

ネットでは誰もが自由に番組を持つことができて、その人気のバロメーターは結局、素材として優れている人、技術として優れている人という基準なのだから、テレビが力関係、お金絡みで「裏工作」してきた部分が壊れ始めている。でも、これは正常化の波なのだろう。

今日のタレントになりたいと夢見る子達、選択肢が多くて、うらやましいような、うらやましくないような、更に言えばなかなか予測がつかない変革期でいて大変そうだ。

ただ言えるのは、外見と中身を磨いておくこと。トーク技術がある程度は必要なこと。更にはマーケティング力はめちゃくちゃ大事になる。

アラフォー、アラフィフのタレント活動

夢破れ終わったと思っている大人達もメディアを持てばタレント風な活動ができるようになった。
ただ僕の場合、四十半ばになって、この時代に何をしようと思うと、やっぱり若い子たちにディスプレイは任せて置いた方が良いと思っている。

スポーツ中継で時折映る監督の横顔程度に露出できればそれが一番かっこいいとさえ思うようになった。

ラジオはアラフォーくらいのパーソナリティのほうが個人的には面白い番組が多いと思う。

僕の今後の活動は?

アーティストをプロデュース。そこはやっぱり女性。アイドルのようでもアーティストのレベルで。
グループかソロかは未定。
同性で自分より劣ると「じゃぁ、オレが歌う」と「代打、オレ」と言いかねない自分がいるからそこは女性で勝負したい。
プロデュースと言っても音楽だけ提供するのでは今の時代、何も起こらない。
音楽プロデュース+ウェブプロデュース+動画プロデュース+ラジオプロデュース+SNSマーケティング戦略+歌唱指導とボイストレーニング
ここまでまとめてプロデュースしていこうと考えている。全部、仕事としてやってきたことだけに、集大成としてやってみたい。

ここ数年の仕事がどうにも芸能よりで都内に出ることも多く、キャスティング会社やメディアとのつながりも増えてきたので、ここらで一発、世に「あ、あれね!」と誰もが知るような「作品」を残したい。

まずは楽曲を作って歌いたいと思ってくれるできれば神奈川県の若者を見つけたい。

Spotify Premiumに入る意味

2018年4月12日
Spotify Premiumに入る意味

音楽を何で聴いてますか?

この前、ツイッターでこんなことをつぶやいてみた。
(事業アカウントのほうで)

ほんとそう。事務所で自宅でSpotifyを流し続けている。
最近はもっぱらサカナクション。発売されたばかりのサカナクションのベストアルバム「魚図鑑」
買わずに鬼リピートだ。

タダで最新アルバム聴き放題!?いいのでしょうか?

いい加減、サカナクションに申し訳なくなってきた。
ライヴに行ってグッズを買おう!と思っています。

実際、Spotifyを使ってみると、Spotifyの無料アカウントで充分。
CMが入るのだけど、僕はそもそもラジオ人間なのでCMに慣れている。

でも、このまま、サカナクションを聞き続けていて、大丈夫なのだろうか?
お金はどう動いているのだろうか?と調べてみた。

Spotifyからのお金の流れ

Spotifyのような音楽聴き放題サービスをJASRACではサブスクリプションというくくりで著作権料を徴収しているようです。
JASRACの使用料早見表によれば、ここが当てはまるのかな?

 

情報料及び広告料等収入あり
(基本となるサービス)楽曲単位で選択可能の場合→

月間の情報料及び広告料等収入の7.7%又は77円×月間の総加入者数

Spotifyの広告は自社広告がほとんどのようだから、広告料収入等の「等」に有料会員の会費が含まれるのだろうと想定すれば、収入のほとんどが有料会員月額の7.7%。
これがJASRACに上納されてそこからアーティストに還元されているのだろう。(と予測)

もしくは月間総加入者数×77円だとすると、その月の加入者なのか累計なのかわからないけど、累計だとすると毎月、会員の人数×77円がJASRACに上納されているのだろうか?

未確認だけど、でも、まぁ、そんなところなんだろう。
仮にiTunesなどで200円で楽曲を購入した場合は、メジャーアーティストの場合はそれぞれ取り分が所属レーベルによって違うとは思うけど、3割くらいか。
個人が直接ディストリビューターとやりとりした場合は9割近くがアーティストに入るけども、メジャーはそのくらいになってしまうんだろう。
多くの人や組織が関わっている分、アーティストへの配分は少なくなる。もちろんDL数は桁が違うわけですが。

いずれにしても、Spotifyの無料会員はSpotifyに負担を掛けていることになるのかな?
無料会員はお金を一切払わない。それでも、SpotifyからはJASRACに入れるお金が必要になる。
それを一部のプレミアム会員の会費でまかなっている構造。

これで合ってる(と思う。)

Spotify Premiumは月額980円。

これは音楽業界を支えるという意味でも入るべき「出資」なのかもしれない。

そして、無料会員に入ってくるCMに、ジャパネットたかたの2~3分CMを挿入すれば、多くの人がプレミアム会員になるのだろう。

番組リスナーの集め方

2018年3月21日
番組リスナーの集め方

情報洪水時代からのコンテンツ洪水時代へ

一昔前からいわれている情報洪水。産業革命時代の1年分の情報量が今は1日であふれ出しているのだとか。

受け取る側も追いつくはずがない。新聞も一紙読むのがやっとの僕です。それ以外に、気になる人のブログを読んだり、飛び込んでくるLINEニュースに「どーでもいーわ!」とか「フツーじゃん!」とかつぶやいているレベル。
結局、見てるんだから芸能人の神対応ニュースも情報として受け取ってはいる・・・

生配信の視聴者数を見ると心が折れそうになった。

昨日、全員経営者、全員、ラジオパーソナリティという仲間とラジオ番組の生配信をしました。
今はなきUstreamで。あるにはあるんだけどIBMに買収されてから放置されているのか、プラットフォーム的なページがないので、Ustreamは「ない」同然じゃない?
メディアではなく、「生配信機能を提供するサービス」になってしまった。

Ustreamで配信しても、プラットフォームという入り口がないわけだから、参加者のSNSしか導線がない。
更に、昨日の場合、参加者の半分がこっそりやってるモードなので、必然的に視聴者は2~3人になってしまった。
普段は人気のラジオ番組をやっている人が複数いるのに!ほとんどの人に気付いてもらえなかった。
僕自身もツイッターでひと言書いただけなので、反省した。

心折れる!

やることに意義がある!でいいのか?

でも、音楽を掛けて、テーマを立てて、お互いトークを楽しむという時点で、満足度は結構高いのだけど、視聴者が少ないととても寂しい。

おそらくプラットフォームがあるような映像配信サービスであれば、そのプラットフォーム、つまりは表紙で現在、生配信中となっている中から適当に選んで飛び込んできてくれる人がいるわけだから、2~3人ということにはならないのだろうけど、それでも、やっぱり二桁集めるだけでも大変です。

時々、昼間にどこかのローカルのおばちゃんサークルがトーク番組をしている。見ると視聴者2人。ふと離脱するのが気の毒になる。
興味がなくても、その場に居座ってあげたりするという心優しき僕。

知名度のある人でもコンテンツ洪水で視聴者が獲得できない。

作家さんや、そこそこ名の知れているビジネス系の人でも見てみると20人とか30人なんていうのはザラだから、一般人がやったところで10人いったら万々歳なんでしょうね。

ネットのコンテンツが洪水どころか穏やかな小川のような時代もあった。

Windows98の時代。多分、ホームページを持っている人が1000人に1人とかそういう時代。僕は先駆けでした。HTMLコードを組んでウェブで情報発信をしていました。
情報発信とは言っても、単純に自己紹介的な内容です。
当時、見ず知らずのファンがなんと100人くらいは軽くいました。
Streamingで音楽が載せられるようになると、メジャーアーティストと並んで紹介されたこともありました。先駆者特権があった時代です。
たしか、小室哲哉の下に小塚ツルギと紹介されていたんですよ(笑)
当時は自分のホームページ備え付けのBBSが盛り上がるわ、オフ会すれば人が集まるわで良い時代でした。カムバーーーーック!
今は、コンテンツ発信者がとにかく多くて、視聴者の奪い合い。
ネット配信のみならず、本を出しても1,000冊売れればまだ良い方とか、ローカルテレビは誰も見てないんじゃないか?と司会をやった翌日に思うこともあった(誰も気付いてくれないし)、コミュニティFMだって、時間帯によっては誰も聞いていないことだってなきにしもあらず。FAXが一枚も来ないなんてことはザラですよね。
白状します。サクラのファックス読んだことあります!ごめんなさい。ディレクター命令でした。

とにかく演者が多すぎ

この演者が多すぎる時代にどうコンテンツを世に送り出せば良いのだろう?
昨日の2とか3という視聴者数を見ながら番組を進行。その帰りにずーっと考え続けていました。

視聴者やリスナーを集める方法の最低限

  • 最低限、プラットフォームがあるところでやらなければならない。Ustreamではなく、Fresh!でしょうね。
  • 書籍を出すなら、自費出版よりも電子書籍にしてAmazonでしょうね。自費出版、バーコードもない、世には出ません。
  • 音楽を作ったら、SNSで投稿するのも良いけど、Youtubeや、Spotifyで聴けなければ誰にも届かないでしょう。ライヴハウスで歌い続ければいつか誰かに届く!は幻想です。

最低条件「みんなが集まって、みんなが選べるところにコンテンツをださなくては誰にも見つけてもらえません。」

人が集まるところにコンテンツを置く。その次の話。

コンテンツを作り続けてきてやっとわかった「人の集め方」

一つのイベントを初めて企画する。人をわーっと集める。こんなことは不可能に近い。
そのイベント事態がよっぽどわかりやすく、楽しそうで、メリットがあったり、今後の人生の役に立ったり、おいしいものが安く食べれたりするのであれば良いかもしれません。
でも、社会活動家が社会のために集まろうって言ったところで、どんなに良いことをやっても、初回はどうしても「あなた誰?」になる。

結局、人を集める最大の方法はファンを作るということ。

「客」を集めようとするからうまくいかない。ファンを作るんだ。
それだけで演者側の意識がだいぶ変わると思います。
ファンはあなたの話をもっと聴きたいと思う。実際に目の前で聴きたいと思う。
本が出版されたら買いたいと思う。交流ができるなら会いに行きたいと思う。
困っていたら力になりたいと思う。クラファンで投資もする。

ちなみにファンは「人」だけにつくわけではない。イベントにもファンがつく。だから同じことを続けることに意義がある。
初回はしっかり企画して、毎回、違うことをやらずにVOL.2、VOL3と続けることにヒントがある。
この企画おもしろい!次も来たい!というファンを育てるのだ。

ファンを作る。
このコンテンツ洪水の中、人を集める方法はファンを作る。最も重要なことだと思いますがいかがでしょうか?

Fresh!!チャンネル開設申請に落ちた要因から考える通るコツ

2018年2月5日
Fresh!!チャンネル開設申請に落ちた要因から考える通るコツ

abemaTV Fresh!!のチャンネル開設申請に落ちることってあるの?

あるんだそうな。落ちたのは私だ。いや、正確に言えば、僕も参加しているNPO法人で登録申請をだしたら落ちた。
ちょっとビックリした。

このご時世、だれでも生配信できる。わざわざ登録方式にしているのだから、そこには選別したいという意図がある。

ツイキャスも、UstreamもYoutube Liveもだれでも簡単に生配信ができる時代に「お前のなんか誰も見ない」と言われたようでグサッときた。
でも、だれでも生配信ができる時代にAbema Fresh!!だけは申請方式を取っている。そこにもっと着目すれば良かったのだ。

まず、「無料でチャンネルを開設する」をクリックすると、ゲーム実況はこちらと別の入り口が用意されている。

要するにゲーム実況に力を入れている証拠。
更に他の番組は何を配信しているのか?を見ればどういう立ち位置のメディアステーションを目指しているのか?がわかってくる。

本家のAbemaTVには安倍首相も登場したのだから政治にも力を入れているだろうし、ゲームにも、要するにバズるものを求めている。
たしかに、我がNPO法人のコンテンツはバズる類いのものではない。

なぜ、落ちたのか?から見えてくる審査通過のコツ

著作権がからむような臭いは封印する

僕たちの運営するNPO法人は、クリエイターさんを集めてフリーマガジンを発行している。映像生配信でも作品や技術の発表の場を創出しようとした。
けっこう、ガチだったのにはねられるという恥ずかしい失態。
ただ、いろいろな音楽も含めたクリエイターの合作チャンネルとなると著作権が絡む?というあらぬ懸念事項を創出させた可能性も?
誤解させるようなことは書かない方がいい。

法人でガチより、個人でゆるくの方が管理しやすい。

NPO法人というちょっと堅い?まじめ?と取られた可能性。
実際、配信されている番組を見ると個人でゆるくのほうが通りやすいのかもしれない?という仮説。
サイバーエージェントといえばアメブロ。細かな規約に少しでも違反していると突然ブログを削除する姿勢。
そういう意味でも、個人の方が管理しやすいのでは?という仮説もあり。あくまで仮説です。

現在配信中の番組から傾向を見る

アニメ、オタク系文化も取り入れた方が良さそうだというのは、既存の番組を見ると一目瞭然である。

女子力は高い方が良さそうだ。

こもれ見れば一目瞭然だ。

申請フォームに記入する際の注意事項

落ちたヤツが書くのも説得力がないけども、落ちたからこそ、これがマズかったのか?という予測が立つ。

これまでチャンネルを開設した実績

申請内容にこれまでチャンネルを開設した実績とあるが、ちょこっとYoutubeに動画アップしたことがある程度なら書かない方が良いのかもしれない。

告知に使えるSNSアカウント

チャンネル告知に使えるSNSアカウントとフォロワー数を書く欄があるが、2,000程度なら少ないと取られた可能性。
2000が2つあったけどはねられた。この程度は小物の領域なのだろう。

開設したい番組の内容

開設したい番組の内容は、がっつり詳しく書く。多分、ここが一番大事なのだろう。
そんなにがっつり審査されると思わなかったからかなりシンプルに書いたと思う。というのも画面では一行書けば良いようなフォームになっていたからだ。
たぶん、2行くらいしか書かなかった。
今まで書いてきたものはそれほど大きな敗因ではないかもしれない。もしかしたら、ここに2行で済ませたが決定的敗因だったような気がする。あくまで仮説ですが。
ここ、がっつり書きましょう。改行すれば何行でも書ける。

以上、仮説がかなりの部分を占めますが、落ちたことを包み隠さず公表して皆さんの今後の参考になればと思っています。

今後、だれでもチャンネル開設できるようになると???

ただ!その審査に落ちましたメールに気になる文面がありましたので引用させていただきます。

FRESH!は今後生放送のプラットフォームとしてオープン化していく予定です。
それまではチャンネル開設におきまして審査基準を設け、審査を経てチャンネル開設という形で運営させていただいておりますが、
FRESH!オープン化の際には是非、チャンネル開設をご検討いただければ幸いです。

それなら、あきらかに公序良俗に反しそうもないような、大真面目な番組申請をはじかなくてもいいだろうと言いたくもなりましたが、一番の敗因は、Fresh!!のジャンルに合っていない、もしくは、番組説明が少なかったということなのだと思います。

ということで、NPO法人では再申請をだすことを諦め、ちょっと様子見。
ツイキャスでもやるか?とややへそを曲げているのです。
ちなみに、Fresh!!落ちたという記事が全く見つからなかったので、恥ずかしくて書けないか、ほとんどの人が落ちていないかのどちらかでしょう。
後者であれば更に恥ずかしいところ、勇気を出して書いてみました。
ウェブのURLを書いたので勿論、審査員が閲覧したのだろうけど、たしかに、うちのNPOのコンテンツはちょっとまじめなのかもしれない。
根本から考えるきっかけにはなりました。
要するに個人=僕としては、無傷であると言いたいのであります(笑)

それでは皆さんも是非、チャンネル開設申請を!

映像詩はじめました

2018年1月31日
映像詩はじめました

かつてのクライエントさんとクリエイターチームを組む

3年くらい前にラジオパーソナリティになりたいという相談にきた当時、百貨店店員だった女性。

今も継続中のラジオパーソナリティにチャレンジするradicas.NETという僕の会社のプロジェクトに興味を持って相談に来てくれた。

その後は実際にこのサイトで番組を持つのではなく、何回か相談に来て、一緒に養成所や学校を選ぶ上での注意点を話ながら、彼女がピックアップした施設を一つ一つ消去法で消していき、残ったところから選んだ養成施設でスキルを身につけることになった。

僕の特技はかつてのクライエントさんが久しぶりに遊びに来ること

僕がコンサルタントをするときは必ず巣立たせるつもりでクライエントさんと向き合う。
更に、その関係は対等であるべきだと思っています。これはコーチングの基本。

金儲け主義の養成所などは、あえて依存関係を構築して離れられなくして延々とお金をむりとるようなスタンスをところが多い。
この世の中に生徒が巣立てな学校がどこにある?基本の「き」。そして、いつか会いに来てくれる時がこの仕事の醍醐味でもある。
その時は僕にとってもありがたい話を持ってきてくれることが多い。もちろん、そんなものなくてもいいんだけど。あのときのコーチングが活きて今、充実している、そんな顔が見られるだけでも充分だ。

彼女からも久しぶりに連絡がきて、現状はどうとか、実際、事務所に所属して感じたこと、困ったことなどいろいろ聞かせてもらって、こちらもとても勉強になった。

スキルを身につけたところで「何か一緒にやりましょうか」ということで、あれこれ企画している課程で彼女の知り合いの詩人の方を紹介してもらった。

そこで思いついたのが「映像詩」というジャンル。

以前、僕には自主制作映画をつくっていた経験があり、更に今は企業のプロモーション動画や解説動画を作ることもあるので、詩とナレーションと映像のコラボなんかどうだろう?と提案をさせてもらった。
そして、これが昨日、2018年1月30日公開した映像。

三葉かなえ著「プロジェクションマッピング」より
ナレーター 渡辺美帆
映像 小塚ツルギ

これ以外の詩も続々と映像化していきます!

セカンドクリエイター人口爆発で発信者はどう生きる?

2018年1月29日
セカンドクリエイター人口爆発で発信者はどう生きる?

セカンドクリエイター人口大爆発

完全なプロフェッショナルでクオリティはもちろん、事業化にも成功しているクリエイターではなく、いわゆる副業や趣味のような形でコンテンツを発信している人をセカンドクリエイターとキングコング西野さんが著書魔法のコンパス 道なき道の歩き方で呼んでいたので僕もそのように呼ばせていただきます。

そのセカンドクリエイターの人口が大爆発している。

ネット配信が誰でもできるようになったという理由もあるけど、それ以前から、1億総作家時代とかいわれてみんながみんなブログを書いていた。
1億全評論家時代ともいわれる現代はSNSで自分の意見を発信する人であふれているけど、YOUTUBEやその他、配信プラットフォームが充実していて映像、音声でコンテンツを配信する人が増えてきている。

「見てね!」「聞いてね!」でこっちはオーバーフローだ。

Ikkoさんの「どんだけー!」がまた流行るのではないか?というほどにどんだけコンテンツが発信されているのか。
とかいう僕自身もそのコンテンツを発信している1人であって、最近、思うのはこんなこと続けていてもあふれる泡の一粒にしかなれないんじゃないのか?ということ。

何を発信してもその数に埋もれて届かないのではないか?

この数の中で視聴者やリスナーを獲得する難易度は、昭和47年生まれの第二次ベビーブーム世代の人達の受験戦争以上の競争率ではないかとさえ思う。

受け手の奪い合い。

むしろ受け手専門の方が希少価値があって需要があるのではないか?とさえ思ったりする。

自己主張のオンパレードの中、受け手に徹して、真摯に受けてレスポンスを発することでその希少価値から発信者に愛される。
コメントやツイートをすることで「ありがとーございます!」「ばんがります!」ってどっちが勇気や喜びをもらっているんだか。

そんなセカンドクリエイターが爆発している時代に音楽や番組コンテンツを作って発信していく。
これだけで生きていくことはかなり厳しいことは明快です。
木暮 太一さんの著書『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』でまず、「軸を作ること」という当然ともいえば当然のこと、でも、とても大切なことが書かれていた。
でも、音楽や芝居を軸にしてきた人はこの先、どうすればいいのだろうか?

発信者が多い音楽。その著作権料の話

音楽がCD販売からDL販売になり、いまは月額聴き放題。Spotifyで1人がアルバム1枚聞いたらおよそ2.8円が著作権料として支払われるそうだ。
musicman-net「連載第18回 SpotifyとPandoraが普及するとレーベルやアーティストが2倍、儲かる理由」に書かれていました。
のべ1万回聞かれても28,000円にしかならない。

ましてやSpotifyは聴き放題なのだから同じアルバムをループ再生するようなことをする人も少ないだろう。
音楽が軸の人は一体この先、どうやって生きていけばいいのだろう?
「もうライヴしかない」当然ですよね。

発信者があふれている今の発信の仕方

結局、セカンドクリエイターの域から脱するにはネットから脱しないと始まらないのでしょう。
ディズニーがどれだけ楽しいアプリやゲーム、映像を発信してもディズニーリゾートの需要は下がらない。
テーマパーク
ここは絶対にネットでは代替えの利かない。「体験」の価値がこれから上がっていくのでしょう。
もちろん、セカンドクリエイターとしての勝者は必ず存在するし、それを追い求めてもいい。
僕自身が今、そういう音楽や映像でここまで来てしまったから、この先、どうしていくか、課題がつきまとう。

NPO法人クリエイターズ・エンタテインメントで出し合うアイディア

僕の回りにはクリエイターさんが多いのは、NPO法人クリエイターズ・エンタテインメントの運営に参加しているせいもある。
これからのクリエイターには課題がとても多い。
出し合うアイディア。そして共同でネットではないイベントを運営してなんとか生きていく。
一緒にクリエイターの未来を考える機会も必要でしょうね。
この先、ホントにわからない。

NPO法人クリエイターズ・エンタテインメント

クリエイターの軸はクリエイターでしかないことが多いから、経営者やフリーランサーとの協奏も必要になってくると思っています。