嘘は生き物。勝手に動く。「グッバイ、レーニン!」

2006年7月12日

1945年5月にドイツが米、英、仏、ソの4カ国共同管理下におかれて、ソ連の管理下の東ドイツは社会主義の道を辿ります。
そこから、価値観が二分される歴史の中の最後の方。
つまり1989年のベルリンの壁崩壊前後の東ドイツの物語。
「グッバイ、レーニン!」
たしか僕の住んでいた横浜にもベルリンの壁の切れ端がまちなかにドスンとおかれて「平和の象徴です」とささやいているような感じがした。
壁を崩した土がけっこう高値で売っていたっけ?
未だに、買っとくべきだったか。。。いやいらないだろ。。。と自問自答を繰り返しています(笑)

グッバイ、レーニン! グッバイ、レーニン!
ダニエル・ブリュール (2004/10/16)
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心臓発作で倒れたお母さん。
社会主義こそ人類のたどるべき道!と信念の通ったお母さん。
入院して昏睡状態の8ヶ月でベルリンの壁が崩壊して資本主義が社会主義を飲み込みました。
心臓の弱いお母さんにはショックを与えては行けないということで、主人公が過去の東ドイツをお母さんの目の前に作るのです。
お芝居と言うか、嘘と言うか、今はなき東ドイツがそこには存在して、さらには一人歩きしだす。
そして、そこに主人公の思う理想の国家が生まれていく。
親子愛を中心に政治的なこともたくさんのことを考えさせられる映画
ドイツワールドカップでは初めて東ドイツ出身の選手がドイツ代表のキャプテンになったと話題になりましたが、そんなことがどうして話題になるのか?時代の流れのひとつを切り取ってそんな理由もかいまみられることでしょう。

映画館で立ち上がれなくなった人を見た 「ホテルルワンダ」

2006年6月23日

テロップが流れて会場が明るくなった。
またしても知らなかった事実を突きつけられて、いたたまれない気持ち
今日はこの作品のことをずっと思い出し続けてしまうんじゃないか?
そのくらいのインパクト。
そんな僕以上に衝撃を受けている人が回りにいた。
同じ時間に映画館にいた白人の女性は目をまっ赤にして放心状態のまま立ち上がれずにいました。

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舞台はルワンダ紛争。時代は1990年からの4年間。
13年前。
たったの13年前。
メディアはしっかり語っていだろうか?
もちろん世界情勢を突き詰めようとしなかった自分も良くない
情けないくらいだ
映画の中でこんな台詞のやり取りがあった
マスコミがこの悲惨な状況をカメラに捉えモニターで再生して見せた
「君がいるのにあんなものを見せてしまって申し訳ない」と白人のジャーナリストが言うと
「いや、あれを流せば世界中の人が助けに来てくれるだろう。だから感謝している」と主人公のポールが言います。
するとジャーナリストがこう言いました。
「あれを見た家族は『かわいそう。。。』とひと言もらした後にディナーを続けるだろう。。。」
たしかに人の心はそんなところもある。
報道は民衆の興味があるものに偏っていく現状。そしてそれは興味をあおるというその目的を果たして終わってしまう。
でも、これを見て思った。
与えられた情報だけを受け取るのではなくて、ここまできたら知らなければならない情報を自ら拾いにいかなくちゃいけないのかもしれない。
この映画を公開した日本の配給会社は一つもなかった。
なぜ、これが公開されないんだ?とmixiで賛同を求め公開までこぎ着けた映画
近くの映画館にやってきたらぜひ、足を運んでみてください。
オフィシャルページ

写真が世界を救う

2006年6月19日
写真が世界を救う

世の中には知らないことがたくさんあります。
無知なことは罪なのでしょうか?
罪かどうかなんて一概に言えません。
でも、事実として無知な結果、誰かを知らず知らずに傷つけていることがあるようです。

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僕たちは日本で暮らし、とりわけ消費者として社会人としてごくごく普通に暮らしている。もちろんそうでない人もたくさんいるわけですけど。
コーヒーを飲む。
実はそれ一つだって、誰かを傷つけていることがあるようなんです。
コーヒー+児童労働で検索してみてください。
例えば、ハンバーガー
一番皆さんが食べているハンバーガーショップ+アマゾンで検索してみてください。
知らず知らずに誰かを傷つけ、知らず知らずに何かを壊し
DAYS JAPANは教えてくれます。
昨日、新宿の写真展を見てきました。目を背けたくなるような写真を見ると他人事として放っておけそうにありません。
とりあえず、僕、購読始めてみました。

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夢追い人にとっての現実「リアリティ・バイツ」

2006年2月2日

アーティストとして生きるを目標にして挫折

生涯芸術家。ほかのことはしない!と思っていた中高生時代

30代を超えた今の生活はと言うと「半分芸術家」

少ない芸術関連のお仕事と安定した一般的な仕事のバランスが難しい。

現実は厳しい。

芸術という分野は遊びの延長にあると思われるところが多々ある。
でも、良い意味でも悪い意味でも実際そういう要素は大いにあると思う。
それだけに、あまり固執しないで・・・という周りの目は今でも消えることはないのです。

そんな学生時代の夢を抱いたまま、実際に社会に出ていった若者がどうそのリアルの中であがいていくのかを描いた映画がこの作品「リアリティ・バイツ」

ウィノナ・ライダー主演の94年の作品だけど、今見てもまだリアリティがあるのは、当時のアメリカの若者世代の実情は今の日本の若者の実情に似ているのかもしれないから?
リアリティ・バイツ(期間限定)
結局は恋愛に逃げてしまうところも若者らしいというかとてもリアルで映画と言うより一種のドキュメントを観ているようでした。
ストーリーの中で映像を自主制作して業界に売り込むシーンがあるのだけど作りこんだ内容を大きく変えられたりすることに対して憤るとか、若さゆえの頑固さが伺える。

実際、僕の回りのあるある案件でもある。

若い人ってそこらのおっさんより頑固なんですよね。

僕の場合、歌の作詞で、この歌のここにこういう単語を入れてもらえる?と言われても「いいですよぉー」と作り変えてしまういわゆる大人のソングライターなのですが・・・

もう少しこだわりを持って作品作りをするシチュエーションも作らないと・・・ということも常々思っていますが、独断で作品を仕上げた時のほとんどが自己満足に終わっていることは否定できない。