別に夢が「タレント」でなくてもいい

2014年1月29日

自分が本心で、こうありたいと思っている事。
実は気が付いていなかったりする。
どういうことかはてなマーク
たとえば、タレントになりたい!という子たちが僕の回りにもたくさんいるけど、果たしてそれは本心かなはてなマーク
もちろん、当の本人は本心だと思っている。
なりたい理由を考えるより先に「タレントになりたい」
タレントという一つの形を目標にしました。
タレントになりたい理由はいったいなんだろうはてなマーク
たとえば・・・
人から注目されたい
尊敬されたい
異性にモテたい
etc…
本質の理由を達成するために選ぶ手段が「形」です。
人から注目されたいという思いを達成するための一つの「形」がタレントであるに過ぎない。
でも、異性にモテることを達成するためは、もちろんタレントでなくてもいいわけです。
実際、恋人ができたらタレントになりたい夢がすっ飛んでしまった。
そんな人、養成所にたくさんいましたむっ
恋愛しにきて、いつのまにかいなくなっていくんです。
なぜか?目標が達成できたからに他なりませんよねあせる
いったい何しに来てるんだかむかっ
中学生の僕はマジで頭にきていた。
中学生の頃、将来の夢をタレントにしたのは、自分の本質を達成するための「手段」に選択肢を多くもっていなかったから。
だからタレントを選んだ。
でも、社会をみると、はやければ18くらいで、たくさんの選択肢が見えてくる。
この歳、ぼちぼち40にも近づきますが、こんな世界があったのか!なんてことが未だにある。
別にタレントじゃなくてもいいわけだと気付くときがきます。
以前、フリーペーパーを作りたいという友人がいました。
なぜ、フリーペーパーを作りたいの?と聞くと、彼は考え込んでしまった。
自分が作るメディアを通して何か世の中に伝えたい事があるとか?と聞いたらそれはないのだそうです。
最終的に本人が出した答えは、アーティストを応援したいから!という理由でした。
自分がメディアをもてばそこに自分のおすすめしたいアーティストをプッシュできる。
そういうところに気付けば、別にフリーペーパーである必要もないわけです。
応援する方法なんていくらでもある。
もちろん、フリーペーパーでも良いのですけど。
ただ、それを聞いて僕は参加を見合わせました。
もちろん、アーティストを応援することはすばらしい事ですけど、僕が一番にテーマにしたい事が、それとは少し違っていたからです。
だから、人となにかをコラボレーションするときに、最初に聞くんです。
なんで、これ、やりたいの?って。
フリーペーパーをやりたい人を募集したら失敗する。
一つの思いに共感する人を集めるべきだ。
その手段としてフリーペーパーを選びますがいかがですか?という順序が正しい。
よくありがちな駄目な小劇団だと、思いを伝えたい作家がいて、とにかく客を驚かせたい演出家がいて、それから自分だけが目立ちたいアドリブをかましまくる役者がいる。
思いがあっちこっち向いているんだ。
だから面白くない。
よくできた芝居っていのは、思いを伝えたい作家がいて、それに共感する演出家がいて、更にそれをお客さんに伝えたいと思う役者がいる芝居だろう。
会社もそう、スポーツチームもそう、全部そう、そうに決まってる。

子育て中でも映画制作を我が子と共に。

2014年1月7日

年始めのお仕事は映像編集です。
こんなお仕事をしていると、フツフツと映画を作りたくなってきます。
かつては年に2,3本ペースで自主制作映画を作っていましたが、あれは独身時代の話。
既婚子持ちはフットワークがさすがにかつてのようにはいきません。
ただ、子供と一緒に自分の好きな事ができれば最高だなと思う。
一家に3台テレビがある時代。
そして、個人が情報発信する時代。
隠れ映画を作りたいパパママが、あっちこっちにいるはずだ。
そんなあなたを捕まえたい。
我が子を撮る作品なら、YOUTUBEはイヤなので、大きなホールで上映会。
我が子を大画面で観る上映会。
子供も大喜び。
たとえば「勝手にCM」
牛乳飲ませて、セリフは「うまい!」ひとこと。
こんなん50個100個集めれば、大きなイベントになります。
今年も、おもいついた企画をぶつぶつつぶやいていきます。
なんかおもろいことがやりたい。考えましょう。企画会議に呼んでください。企画屋です。

ミュージカルの音楽を作る

2013年12月22日

今日はミュージカルの本番。

エンディング主題歌をオリジナルでつくって提供しただけですが、これがぼくにとっての毎年の恒例行事となっております。

タイ、バンコクの日本人劇団のミュージカル。

劇団の名前はサザン天都。

僕がアジアを放浪していたときにふと立ち寄ったのがその劇団でした。

当時は、普通の芝居をやっていたんですが、稽古を見学した翌日に、劇団の方達とお茶をしていたら、本当はミュージカルがやりたいのだけど、作曲家がいないという話がでたんです。

そこで、「あれ?僕、作曲家ですけど」ということになり、僕にとっての毎年の恒例行事になったのです。

さすがに、海外なので、なかなか応援に駆けつけることはできない、出演者がどんな人たちで、どんな仕上がりになっているか、本番終了後に送ってもらえるDVDを見てやっとわかる感じ。

でも、この前、出演者の方が、facebookでメッセージをくれました。

素敵な曲をありがとうございます。一生懸命、練習しています。一度、お礼が言いたくてメールしました。

ちょっとだけ、稽古場の呼吸音が聞こえたような感覚でした。

今日の本番、どうだったかな?

アーティストだけをやって生きてほしい

2013年12月2日

ビジネス書に決まって書かれている、
「それなりの人とつきあうべし」という言葉。
「マイナスオーラを持ってる人には近づくな」ともよく書かれている。
けっこう、冷たいな・・・と感じるんです。
なんだか、中国のウィグル族を連想する。
弱者切り捨てのような。上は上同士で裕福になろう的な発想に聞こえてならない。
でも、実際、会社を立ち上げ、運営していると、確かにそうなんだ。
多分、これは、株式会社を運営している限り、そういうセオリーに当てはまってしまう当然の傾向なのかも。100%否定はできません。
ただ、株式会社を運営している以前に、人間であって、その人間、小塚ツルギは、どうしたって、もがいている人に目が行ってしまうし、感動してしまう。
僕自身、アーティスト活動をしながら、フリーランスで仕事をしているので、今までは、こう言ってた。
もう一本、軸となる技術を持って、安定しながら末永く音楽を続ける方法を探した方がいい!!
と。。。
でも、最近、どうにも違うような気がしてならない。
そんな思いは、魂で音を奏でる人や、演技をする人たちを見て、これはこれだけで成立するような世の中であってほしいなと思ったから。
アーティスト×ファイナンシャルプランナーとして、自分にできることは、アーティストの新たなライフプランを探ることかもしれない。
僕の方法は、音楽とは別にもう一つの軸を作った。
だけど、正直、犠牲にしたものもかなりあります。ホントにたくさん。
実際、ライヴからは遠ざかってしまったわけだし。
ただ、アーティストも政治や社会のせいだけにしないで、歩み寄る姿勢があっても?と思ったりしています。
アーティストであり、FPであり、会社経営者でもある自分が出せる答えを探して、アドバイスできるようになりたい。
1度だけの人生が、ギャンブルであっていいわけがない

教えるならやって見せろ

2013年11月22日
教えるならやって見せろ

最近は、自称コンサルタントが多い。

とりわけ、ブログをやっている。

こんな書き方をすると、そういう人たちが嫌いなんでしょ?と思われるかもしれないですけど、正直、疑ってはいる。。。

占い師と紙一重だとも、ちょっとだけか、それ以上に思っている。

モチベーションを上げるということで一致しているし。

だけど、僕は占いが嫌いではないし、むしろ、ラッキーカラーなんかは信じ切っているわけで、だからこそ、自称コンサルティングの皆さんが嫌いというわけではない。

ただ、消費者として思うに、どうにも、お金を出す気になれない。

それは、多分、僕自身が貧乏性だからで、形に残らないものには、お金を出しにくいからだと思う。

芝居の演出も、ヴォイストレーニングも、自分には、信念がある。

それは、雲をもつかめ!というような教え方をしたくない、ということ。

最初は考えさせて、自ら導く力を試すも、最終的にはこうやるんだ!とみせてやる。

それは、自分をなぞれ!と教えたところで、けっして、相手の個性すらもそぎ落とすことにはならないことを知っているから、安心して、見せて、聞かせる。

実はその時、教え子に自分の芝居や歌を見せるときが、自分の本番以上にプレッシャーを感じている。お客さんに失敗は見せられても、教え子には見せられないと思っているから。

なんだか、それと同じように、コンサルタントも、自分がその実力を見せてくれなければ、僕は信用できないんんだ。

こうやるんだ!見ててご覧。ね!と言われないとダメ。教えるならやって見せろと思ってる。

経営コンサルタントなら、自分が経営した方がいいんじゃないか?とか皮肉込みで言ってみたりする。

たしかに、選手時代に3流だった人が名監督になったりするけど、監督は教える人ではないわけで、教える人というのは、名プレイヤーである必要があるに、決まってると思っている。

だから、ホントに、大変だよ。本番がなくたって、歌も芝居も磨いてく。

スポンサーのないドラマはストレートに世界観が伝わってくる

2013年11月15日

CMの入らないドラマ

10分ごとにCMを入れなくてもいいドラマ

メディア批判ができるテレビ

作り手の思いを削ぐことなくストレートに伝えられる演出

WOWOW大好きです。


とにかくオリジナルドラマが好きで、三谷幸喜のワンカットドラマとか、実験的なこともできる。

スポンサーがいたり、利益優先で放送を考えれば、こんな実験的なことは民放各社ではできないだろうと思う。

舞台人としては、舞台が観られるのも本当にありがたい。

なによりも、スポンサーが月額2,415円の個人だから、作り手がファンとつながってものづくりをする仕組みができていている。

ドラマに出演する俳優陣は、視聴率稼ぎが目的のタレントではなく、実力ゆえの名俳優たちなので、結果として視聴率がついてくる人たち。

こういう姿勢だから、民放ではない、全国民が見られるわけではないにもかかわらず、名俳優達は喜んで出演してくれるんだろうなと想像がつく。

民放のドラマと違って、余計な情報をあれこれと押し付けることなく、ドラマの世界、そのものだけを突きつけてくるのは、WOWOWのドラマの特徴だと思います。

映像を志す人や、シナリオを書く人は、WOWOWを見ることで、得られることが必ずあると思ってます♪