キー局に負けないコミュニティFMの番組作り

2019年1月17日
キー局に負けないコミュニティFMの番組作り

パーソナリティの情報発信。おいしいプラットフォームはどれだ?

僕はラジオ局のキー局といわれるところでトークをしたことがない。
なかなか出来るものではないですよね。
でも、だからといってキー局で話せることがそんなにおいしいことなのだろうか?と半分、負け惜しみ、半分本音の記事です。

キー局とコミュニティFM局を比較する

エリア外の放送を聞く

キー局は国内でも、エリア外は聞くことが出来ない。エリア外を聞く場合はradikoでエリアフリー(有料)を申し込まなければならない
コミュニティFMは全国どこでもサイマル放送、リスラジなどのネットアプリ、インターネットブラウザを通して聞くことができる。

外国で放送を聞く

キー局はradikoでも聞けない。コミュニティFMはリスラジやサイマル放送で聞ける。
海外赴任の駐在員の方は日本語のコンテンツに飢えているので実は意外にコミュニティFMが聞かれている。

スマートスピーカーで聞く

キー局は○○流してと言えば流れる。実はほとんどのコミュニティFM局も○○流してで流れることもあるが、アプリを指定してあげる必要があるケースが多いようだ。
「Tuneinで○○流して!」この場合、コミュニティFMはTuneinに登録していなければなりません。
ちなみにTuneinでは登録しても時々、聞けなかったりする。運営が海外で、問い合わせも英語である必要もあり、対応も遅いのだそうで、エラーが出てる時は、「あ、また出てるんだな・・・」と流すようです。やや不安定な時もある。

放送電波で聞く

ここだけキー局が圧勝になる。コミュニティFMは微弱電波のため、試聴可能エリアでも音質がクリアでないケースが多い。国内であれば基本、リスラジで聞くのがベストだと思われます。
とりわけカーラジオでは初期設定でチャンネル登録されているケースが多く、そこに入っていないコミュニティFMはなかなか放送電波で拾ってもらえないでしょう。

まとめ

こうしてみると、キー局とコミュニティFM、リスナーが聞くための作業、インフラにそれほど差がありません。
テレビであればリモコンにチャンネルボタンがあり、そこに入ると入らないで大きな差が生じますが、ラジオのキー局とコミュニティFMにはそこまでの差がないわけです。

ラジオがネット回線やアプリ主体となった現代、キー局よりも人気のあるコミュニティFM局という下克上が起きてもなんら不思議ではない。
でも、その差は依然、埋まりません。
何が違うって予算が違いますから、有名芸能人や有名パーソナリティがいないコミュニティはなかなか聞いてもらえません。
だからこそ、企画と工夫で一矢報いたいですね。
更に言えば、昨日の記事「ラジオパーソナリティになるメリット」でも書いたように、ラジオは好きな局になるとザッピングされにくくなります。
裏を返せば、一つの番組だけ面白いモノを放送していても全体を通して面白くなければそこでダイヤルを変えられてなかなか戻ってきてもらえません。

というわけで全国のコミュニティFM局の関係者の皆さんにエール。
インフラはキー局と変わらない。あとは皆さん次第!

ついでに。
ラジオの番組制作をしています。
最近、自分の番組を放送していないのでややトークに飢えている。

チーム戦で戦える放送局がいい♪

ラジオパーソナリティになるメリット

2019年1月15日
ラジオパーソナリティになるメリット

ラジオパーソナリティをやるか?ネット配信をするか?

クライエントさんによって別にラジオにこだわる必要ないんじゃないかな?と思う人と、ラジオでやった方が良さそうだねとアドバイスする人がいます。
同じコンサルなのにクライエントさんによって違うことを言っている僕。
なぜでしょう?

ラジオパーソナリティになることのメリット

ラジオパーソナリティになるだけで一つの肩書きになります。名刺にラジオパーソナリティーと書ける。その辺の国家資格を肩書きに入れるのと同じくらいか場合によってはそれ以上のインパクトになるケースが多い。
逆にYoutube や生配信チャンネルをやっていることをラジオパーソナリティーとは言えないので、なかなか肩書きにはできません。
Podcastもしかりですよね。
やはりラジオ局で番組を受け持つことのブランドというものがあるのかもしれない。

なぜ、ラジオパーソナリティになりたいのか?聞いてみた。

多くの人に聞くと夢だから、話す仕事がしたかったからという方がほとんどです。
それはそうだと思います。
逆に生配信をされている方はなぜ、生配信をしているのでしょうか?
それは、伝えたいことがあるから。具体的に言えば、商品紹介もその一つ。その他、再生回数を稼いでお金を稼ぎたいからという理由もあるでしょう。
ラジオパーソナリティになりたいという方よりも配信をされている人の方がより具体的な理由を持って挑んでいるケースが多いようです。

ブランディングにはどちらが有効か?

ラジオパーソナリティーの場合

ラジオパーソナリティの場合は、ラジオパーソナリティという肩書きそのものが大きなブランド効果を持ちますが、番組に自分ブランドをゴリ押しすることができません。
ラジオ放送は公共なので、セルフブランディングには向かないと思って間違いないでしょう。
実際、自分を売り込みすぎると運営側から、リスナー側からも嫌われる傾向。僕も現場に長いこと関わってきたのでわかりますが、どさくさに紛れて自分のイベント情報を鬼リピートすると、私物化するなと怒られるのが関の山かもしれません。

僕は、TOKYO FMのお昼の番組、シンクロのシティが好きで堀内貴之さんの大ファンです。
時折、メッセージを送ったり、その送ったメッセージを読んでいただいたことが何度もあります。
シンクロのシティが好きだと、そのままTOKYO FMのリスナーになります。テレビのようにザッピングされにくいのがラジオ。
好きな番組があるとその局ごと好きになる傾向がありますね。
そういう意味でラジオのブランディングは局のブランディング。局をブランド化するという仲間意識、チーム意識がどことなく必要な気がします。

ずっと自分のところの局をかけ続けてもらえるような局をかけてのブランディング、チーム戦だと思います。

それでは自分が努力してもあまり意味がない?と思われそうですけど、母体が大きくなれば、それはそのまま相乗効果をもって帰ってくるのが組織ですよね。
経済学で学んだことですが、シナジーや相乗効果が発動することで個人戦よりも団体戦のほうが、有利なのは学術的も正しいのはそうだと思います。

ネット配信の場合

ネット配信の場合は、それこそ、チームは関係ありません。個人戦です。自分の番組が盛り上がっても、配信スタンドの価値が上がるわけでもなく、炎上したからと言って配信スタンドの運営会社が記者会見でその番組の責任を取って頭を下げるわけでもない。
配信スタンドはラジオでいうところのラジオ局ではなく、ツールでしかないわけです。

個で物事を発信したい場合は、絶対的に配信がおすすめです。

自分自身を売り出したい。セルフブランディングをしたい場合、ラジオは公共電波なので、配信のほうがオススメになってきます。

ラジオパーソナリティのデメリット

ラジオパーソナリティは局からギャランティーが発生する場合は当然、そこに規約があり、スポンサーシップに反しないようコンテンツが制限されたり、放送法に則ったコンテンツやマナー、技術が要求されます。
逆にスポンサーフィーを払って番組枠を購入してラジオパーソナリティを始める場合はある程度の自由な番組が企画できますが、投資した経費以上の広告効果を発揮させなければ長く続けることは難しいでしょう。
コミュニティFMでも、30分枠を毎週放送すると8万~20万程度のスポンサーフィーが必要になります。

ラジオ向きでない人のコンテンツ

僕がクライエントさんによって、「ラジオを目指すべき!」逆に「配信を続けていこう」と言うことが変わる最も大きな基準は、具体的なコンテンツがあるかどうか?という部分が一番大きいです。
ラジオは公共なので、老若男女、誰が聞いても最低限、理解できる内容である必要があります。
もちろん、ターゲッティングやある程度、セグメントを決める必要はでてくると思います。
たとえば、アニソン番組を放送するにしても、最低限、「歌」という時点で興味のない例えばお年寄りにとっても全く意味の分からないものではないわけです。
それに対して、ラジオでのゲーム実況は厳しい。
もしくは、将棋ならともかく、カードゲームや、ボードゲームをテーマにすることは難しいでしょう。
このようなテーマこそ、配信向きなのかもしれません。

ラジオはそういう意味で専門チャンネル化が難しいため、コンテンツ以外の部分、一般的なネタやフリートークを面白く伝えられるトークスキルなどが必須になってきます。
話している内容は対したことではないのに、なんだか聞いていて楽しい。
そんなラジオパーソナリティさんがたくさんいると思います。

ラジオパーソナリティになりたい方はなぜ、ラジオパーソナリティになりたいのか?
セルフブランディングだったら、今一度、本当にラジオで良いのか?
単純にラジオパーソナリティという肩書きが欲しいだけであれば、長くは続かないかもしれません。
本当に話すことが好きで、スキルを磨きたい、将来はキー局で番組を持ちたいという意気込みがある方がふさわしい。

何か伝えたいことがある!という方の場合は配信もありますが、書籍もあるし、ブログでも良いわけです。

自分は何がしたいんだろう?手段が目的になっていないか?今一度、考えてみてください。

女声でラジオ番組だって作れるエフェクター

2018年7月19日
女声でラジオ番組だって作れるエフェクター

女性パーソナリティとして番組をやってみたいという男性が来てくれても大歓迎

現在、インターネットラジオ局「らじきゃす」ではパーソナリティを募集中。

歌唱指導をしている生徒(女子高生)が以前、僕にある歌をスマホから聞かせてくれた。

女性ボーカルの普通に良い歌だなーと聞いていました。聞き終えて、彼女にその歌の真相を聞いてびっくり。

歌っているのは男性だと言う。

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音楽それ自体の質やクオリティだけではなく、そういう女性ボーカルのようで実は男性ボーカル!?というような背景も含めて今の子は音楽を楽しでいるのだとか。
ジェネレーションギャップのようなものを感じました。

実際、僕も女性に歌を教えているのでけっこうな高音を出すことができる。
と、この歌の主に対抗心を燃やすわけではないですけど。

地声で上のラ。ファルセットを使えば一般的な女性の歌なら普通に歌うことができる。でも、キーが高いからと言って女の人が歌っているようには聞こえない。

スキマスイッチの高音や森山直太朗のファルセットは男性ならではの色気がありますよね。僕の高音もあくまで男性の高音なわけです。
どうして、あれほどまでに、女性のような声がだせるのだろう。

あの歌が男性の地声なわけがない。何か「道具」を使っているはずだ!

真相を確かめようと、ヴォイスチェンジャー的なソフトを発見しました。その某ソフトで女性になりきって、歌うことも、チャットで男性を釣ることもできるという記事を発見。

そして、わかったことは「女声」はひとつのブームを形成していたようだ。2つの声を持つ人を両声類ともいうらしい。

単純にキーが高ければ女性になれるというわけではない。ツール+技術の賜物のようです。

そのソフトを使って女装して生配信をして男の人をだましエッチなことをさせるとか…ある意味、興味深い映像がたくさんあった。
つい、見てしまったけど、声も容姿も女性ならそりゃだまされますがな・・・だまされている男が気の毒すぎて気分が失せてしまった・・・
ひどいのになると、そのだまされている男の人の映像や写真まで公開しているんだからご愁傷さまですとしか言いようがない。

僕が歌で女性になる必要性はまったく感じないんだけど、ポッドキャストやラジオ番組配信であれば活用したいパーソナリティさんがいるかも?なんてことを思ってしまった。

男性でも女性になりきって番組を進行することができる!?

女性にまでなりきらなくても、自分だとばれずに番組を配信したいというらじきゃすのパーソナリティさんも時にはいるもので、声の質を変えるのに使えるんじゃないかなとも思いました。
その場合はエフェクトを微妙にかけておくだけでよいと思います。

何も性別まで変えなくてもね。

もちろん、女性パーソナリティとして番組をやってみたいという男性が来てくれても歓迎しますよ。
僕自身、舞台演出家でもあるので、女性を演じることに関してもしっかり指導できます。
(演出をするとき女優さんにこうやって!と女性役のセリフを言って聞かせたりするのは日常茶飯事なので、女っぷりを指導するのは慣れていたりする…)
ただ、やるからにはしっかり?女装してもらいたいんですけど。声だけだとミキサーやりながら「オレは何をやっているんだ?これは仕事なのか?」という違和感にさいなまれそうで恐いです。
ジェンダーフリーの時代ですからね。やる前にメイクやお着替えご自由にどうぞ。おそったりしませんから。
真面目な話、茶化したりしません。心が女性の方が姿を見せずにせめて公(おおやけ)に自分の声を女性として発信する。ラジオだったらできる。素晴らしいことだと思います。

ちなみにエッチな番組はNGですよ!やるなら普通の女子になってください。普通の女子ってなんだろう・・・まぁ、そこはいいです。

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性別を変えてラジオパーソナリティーデビューして人気がでちゃったら怖いよね。一生、正体を隠し続けるとか!でも、ドラマチックすぎる(^^♪
そのときは僕も含めて墓場まで持って行きます。
もちろん、初めからトランスジェンダーですっていう前提で番組をスタートしても良いかもしれない。
この記事は2015年に書いたモノを2018年に編集し直しているのですが、つい先日、女子大が心が女性であれば戸籍が男性でも入学を認めますというようなことを発表しました。
そういう時代なのです。

実際、声を変えるソフトを試してみた!

さて、その声を男性から女性に変化させるソフトウェアですが、試してみました!結果から言いますと、使えません。
トライしてみると、リアルタイムで発声されない。確かに声は高くなるけど、いっこくどうのように「あれ?声が遅れて出てくるぞ」なわけです。

2つの代表的なボイスチェンジソフトを試しましたが両方ともにだめでした。

残念!

PCのスペックはCPUがcore-i5ですが、よっぽどハイスペックでないと厳しいかもしれません。
このスペックであればDAWソフトのエフェクターであればサクサク動くのですけど、どうにもソフトの性能も低いのかもしれません。
使っている人はかなりのハイスペックPCを使って強引に動かしている感じなのでしょう。

声を変えるソフトは処理速度に問題。さらに番組収録もするわけだから、途中で録音が止まる可能性もある。これは断念。
ということで別の方法をさがしてみました。

女声になれるハードがあった!これでなれます女の子♪

調べに調べ、2つのハードを見つけました。

この2つはジェンダーチェンジ機能があるので、男性の声も女性の声に変えることができそうだ。
TC-HELICON VoiceLive Play ボーカル用エフェクター

またはこちら

BOSS ボス Vocal Performer レッド VE-5-RD

ということで、「自分だとばれたくない」または「違う自分」になって番組をもちたい♡というらじきゃすパーソナリティさんのために導入します。
ヴォーカル録りにも使えるので一石二鳥。

VOICE LIVE PLAYのほうは動画で機能を紹介してくれている方が色々遊んでくれているのでわかりやすいです。

https://www.youtube.com/watch?v=U3nR-o8hRkE

ちなみに、女性を男性にするには、何を使っても到底、ワイドショーの容疑者の声になってしまうようです。
ちょっと切ないですよね。

らじきゃすでは、パーソナリティさんを募集中です。
無料収録をお試しください!

24時間365日ミュージッククリップを流し続けるチャンネルを作ろう

2018年4月5日
24時間365日ミュージッククリップを流し続けるチャンネルを作ろう

ミュージッククリップを流し続けるチャンネルを作る。

動画配信が流行り、Youtubeではたくさんのミュージッククリップがアップロードされています。
でも、Youtubeでミュージッククリップをアップロードするのは、肝心要の楽曲売上げを下げるリスクがあります。
Youtubeにアップロードされた動画を動画ファイルとしてダウンロードしたり、音声ファイルとしてMP3ファイルにしてダウンロードしたりすることができるからです。
どうやってするかはググってしまえばすぐにわかります。
つまり、買わなくて済む。結構、この手段が横行していて、知らず知らずにどこかで聞いている音楽が実はYoutubeから不正にダウンロードされたものだったりするかもしれません。

そんなわけか、Youtubeで全編、ミュージッククリップを見せるミュージシャンも減ってきたように思います。
だからといって、露出を控えていても、誰にも聞かれなくなってしまう。
僕は買う。どこかで使う時、たまにYoutubeからDLできるよって言ってもらえるときあるんですけど、僕は買う。

僕が音楽と出会う場所は、もっぱらラジオです。

この曲いい!と思ったら、ラジオ局のサイトにアクセスしてオンエア情報の中から流れた音楽を見つけて、iTunesかamazonで購入する。
でも、Youtubeではこういう出会いがほとんどないですよね。
もともと知っているアーティスト名や楽曲名で検索してお目当てにたどり着く仕組みだから、出会いではなく「再会」の場所なのかもしれません。

そういう意味で、こういった音楽との「出会い」の場をネット上でも創出したいと思った時に、「24時間ミュージッククリップ」のようなチャンネルがあるといいなと思いませんか?

そんなチャンネル、abemaTVにあります。
MTVがabemaにある。ありがたやありがたや。僕はSpotifyで音楽を流したり、休憩中はabemaTVでMTVを付けます。
abemaTVのMTV
こういうチャンネルを流しておくことで音楽との「出会い」が創出される。

僕的にはこういうチャンネルを自分で作りたいと思ってしまうわけです。

それを作る方法が、abemaTVの生配信サービスFresh!。
このサービス、生配信サービスだけではなく、動画ファイルを何時から再生するとセットして配信することもできるのです。
つまり、著作権をクリアしたミュージッククリップが複数あれば、ずっと流し続けておくことが可能。
時折、音楽をテーマにした生トーク番組などを挿入させながら、このチャンネルに合わせればいつでも音楽との出会いがあるみたいなものが作れる。

生配信チャンネルの場合、配信されていない時間があるので、そのチャンネルをセットするタイミングは配信しますのお知らせがあったときだけですよね。
でも、24時間配信されているのであれば、とりあえず付けてもらえる習慣になるようなチャンネルが作れるかもしれませんね。

こんな企画に興味のある方、お声かけを。

僕の会社で取得したFresh!チャンネルをどう活用しようか、考えています。
24時間365日流し続けるインディーズ系のミュージッククリップを集めるのは大変なことですけどね、まずは、週代わりで毎日同じ時間に30分くらいでも良いのかな。

音楽との出会いの場、とりわけライヴハウスで集客に困っているけど、クオリティの高いミュージシャン。そんな埋もれたしまっている音楽との出会いの場を創出したい。
素晴らしいライヴなのにお客がいないと、みんなー!気付けよー!と思ってしまう。
ちなみに、僕は、ミュージッククリップも作れます。夢を追うミュージシャンの懐具合もしっているので無理なことは言いませんのでお気軽にお問い合わせください。

芸術活動をサポートする人生!売れてくれ。僕にはできなかったこと(^0^;)

当時はネット配信もない時代。アナログな営業で戦っていたのだ!頑張ってたなーオレ。。。2000年代前半の話。
40代は裏方人生です。応援するぞ!

著作権をマスターしてラジオ局や音楽事務所を立ち上げる!?

2018年3月29日
著作権をマスターしてラジオ局や音楽事務所を立ち上げる!?

インターネットラジオ局を作る方法を常々書き続けていますが、今日は著作権のお話。

たとえば、僕の会社で運営しているradicas.NETあらため「らじきゃす」はポッドキャストを利用しています。
iTunesで主に聞いてもらえる仕組みでもちろん、ウェブブラウザでも聞くことはできる一番オーソドックスな方法。

この場合、市販の音楽を使うには当然、著作権料が掛かってきます。
こちらのJASRACの使用料早見表をご覧ください。

ポッドキャスト(ダウンロード型)の場合

ポッドキャストは音声ファイルのダウンロード型のメディアなので、jasracの基準では、「ダウンロード型」。
パーソナリティさんから制作料をいただいているので、商用配信。
リスナーからは料金をいただいていないので「情報料なし」
ウェブサイトに広告が掲載されているので「広告料あり」
があてはまる。
Jasracの使用料早見表でみると、「5.5円又は2.7円×曲数」が当てはまります。
この曲数というのは、ダウンロードできる状態の曲数という意味なのでバックナンバーがダウンロード可能な状態であれば、それも含まれます。
1曲の場合は5.5円というのが意味不明ですね。(もしかしたら5.5%の間違いではないでしょうか?)
最低使用料は5,000円なので、ほとんどの場合、これがあてはまるのでしょうね。
1曲2.7円ということは、1851曲でようやく5,000円です。どうせ5,000円を払うのであれば、ばんばん音楽紹介をする番組を作るくらいの勢いがあっても良いかもしれません。

でも!「音楽はタダ」を助長したくない

個人的に思うのが、ポッドキャストはダウンロード型なので、せめて曲紹介をするときはイントロに乗せて曲紹介をするなどして、音楽部分が切り抜かれて流通しないようにする工夫がマナーとしてあった方が良いように思います。
ちなみに著作権料がわずか5,000円で音楽番組が作れるにも関わらず、音楽番組を配信しているポッドキャストを聞いたことがありません。
もしかしたら、このJASRACの使用料早見表では見えないところにまだ、なにか規約があるのかもしれませんね。
もしくは、JASRACに申請するのが面倒かのどちらかですね。

ネットラジオなどストリーミング配信をした場合

ストリーミングはダウンロードできないタイプの配信方法です。ラジコなどがラジオ番組のストリーミング配信を行っていますね。
生配信、バックナンバー配信に関わらず、ストリーミング機能を使っていればストリーミング配信です。
僕がやりたいのは、radionomyというベルギーのラジオ番組配信サービスで、Tuneinで配信されるラジオ局を作りたいと考えています。
Tuneinで配信されるラジオ局ができれば、スマートスピーカーですぐに番組が流せるので、キー局と比較しても使い勝手がまったく変わりません。
映像チャンネルを作って、テレビのリモコンに自分のチャンネルボタンを入れるのはほぼ不可能。でも、ラジオならそれができるわけです。
「オッケーグーグル!Tuneinで○○ラジオ流して!」の手間も、「オッケーグーグル!ラジコでJWAVE流して!」の手間も一緒でしょう。
もはやキー局に引けを取らないラジオ局が作れるわけです。

この場合のJASRACの使用料早見表を見ると、まず、番組のジャンルによって別れています。

  • 音楽
  • 一般娯楽
  • スポーツ・ニュース

上記3ジャンルです。
1つの局で一つのジャンルということはあり得ないので、この場合、一番高い、音楽番組もやりますということでジャンルは「音楽」があてはまるのでしょうね。
ちなみに番組ごとという認識もあるかもしれませんが、おそらく局ごとの料金になると思われます。各FM局が一括で支払っていることを知っているので、おそらくそのような料金体系になっていることでしょう。

そして、そのJASRACの使用料は、(音楽番組の場合)月間の「情報料又は広告料等収入あり」の場合、その月間の「情報料及び広告料等収入」の3.5%。
つまり、ラジオ局として継続運営した場合、今後、発生するほぼ全ての売上げの3.5%がJASRACに上納する金額になってくるわけですね。
もうける局にとっては大きな負担でしょうが、ほとんど儲かっていないラジオ局にとっては微々たる金額になるのかと思います。
ただし、最低金額は5,000円ですね。

思われているほど、JASRACの料金設定は高くない。

個人が趣味で配信するのでも、当然、著作権料は徴収するけど、微々たるもの。
むしろ、JASRACに登録されていないアマチュア音楽のほうが、個々に了解を得なければならないので面倒かもしれません。
クリエイティブコモンズマークを一回一回確認したり、音楽投稿サイトの規約を熟読しなければならなかったりで、むしろメジャーアーティストのコンテンツの方が使いやすいとは言えないでしょうか?

音楽投稿サイトのDovasymdromeの規約に掛かるQ&Aのページにも音楽が主題のWEBラジオ等、音源を主題とした映像等制作物での利用は禁止とある。
もしかしたら、ラジオで、「続いての曲は○○で※※※」と紹介することすらできない。ラジオでパーソナリティが気に入った音楽を紹介できないなんて!
それなのにBGMはオッケーなのです。映像やトークの後ろに掛かっている分はOK。
その他、音楽投稿系の配信サイトでは、個別にアーティストと交渉する行為を禁止しているところもある。これだとアーティストにとってのメリットは何があるのだろう?と疑問に思うわけです。
これでは、インディーズ系音楽の使い勝手が悪すぎる。可能性のあるアーティストを見つけても拡散一つできないのだから。
ひょっとしてJASRACの方が使い勝手が良い?

アーティストにとってのもっとも拡散されやすい音楽管理場所はどこだ?

とはいえ、アーティストが個別にJASRACに登録するのは結構な手間です。
お金もそこそこ掛かります。作詞作曲家の場合は、27,000円+いろいろな条件があるようです。
多くのメジャーアーティストは当然、事務所やレコード会社を通して申請をしている。(インディーズレーベルもJASRACに登録しているところは多い。)
このJASRACページ「著作権管理の方法について」で記される音楽出版社がそれに当たりますね。
ちなみにこの音楽出版社がかつてはCDの制作販売をしていたことも多く、在庫を抱えるリスクがあったわけですが、今の時代、かなり低いコストでこの音楽出版社になることもできるのかもしれません。
音楽出版社を作り、JASRACを契約をして、JASRACに登録されるアーティストを誕生させるのもまた、面白いかもしれません。
音楽が売れない時代だからこそ、小さな経営者たちが切磋琢磨してアーティストと二人三脚をしながらプロモーションを掛けていけるのではないでしょうか?
ラジオ局作りから話がそれましたが、JASRACを通さないでインディーズ系の音楽を扱う音楽投稿サイトを運営している方にお願いしたいこと。
サイトの規約の見直しをして、キー局やFM局、その他、インターネットラジオが楽曲紹介できるレベルまで規約を見直ししてみてはいかがでしょうか?
アーティストにとって、BGMで楽曲を使われるよりも、アーティスト紹介、楽曲紹介をされて音楽を流してもらうメリットのほうが高いはずです。

以上を踏まえて自分の進む道は・・・

ラジオ局を作りたいという思いはふつふつと・・・
アーティストをお預かりする「音楽出版社」も楽しそうだ。時代が変わり、立ち上げコストや運営コストが下がった分、夢が広がってきました。
ちなみに、僕は現在、フリーランスの方達から企業のサービスプロモーションをコンサルタントして、展開する事業を会社で運営していますが、ビジネスに関する提携、パートナーは常に求めています。

ちなみに、上記、記事は、ネットの掲載情報をひもといて分析しているもので、解釈が間違っている場合がございます。
そのときは、どうぞご指摘ください。

Voicyを使うメリットは?音声配信。

2018年3月8日
Voicyを使うメリットは?音声配信。

音声投稿型のサービスVoicyが誕生。

最近、気になるサービスVoicy。大手企業や有名な方々がラジオパーソナリティのように音声番組を展開しています。
いいないいな、やろうかな♪と調べてみると、これもFresh!と同じように申請式。誰も彼もというわけではないようです。
配信される番組のクオリティやカラーをある程度保ちたいというサービス側のブランド戦略だと思います。
これからちょっと流行りそうという感じがします。
でも、音声投稿はnoteにもある機能です。
それ以前でいえば、ブログにも音声投稿機能が一般的についていることが多い。
やろうと思えば、今までもできたこと。これをサービス化したわけですが、他と何が違うのでしょう?
Voicyが他と差別化している部分といえば、アプリのデザインや構造。更にアプリをDLしないと番組を全編聴くことができないのでnoteよりも使い勝手が良いわけではなさそうです。
この先、どう進めていくのか?が気になるところです。

結局同じ機能なのに人々は渡り歩く。

facebookが流行ったときも人々はmixiから渡ってきたわけですけど、結局、ユーザー自身は同じことをやっているわけですよね。
facebookやTwitterにも写真投稿機能があっても、instagramに渡り歩く。
機能としては同じであっても、ちょっとした違い、ユーザー層の違い、そういう微妙なところで渡り歩く。

この前、ようやく審査に通った!と喜んでいたFresh!にしても、UstreamもツイキャスもYoutube Liveもあります。
機能的には同じものです。
結局、そっちでやれば何か良いことがありそうな雰囲気が気になって、渡り歩いて、心機一転と勝手にモチベーション上がってるだけに過ぎないのかもしれません。
書いててちょっと反省し始めてきました。

Voicyおもしろそー!じゃなくて

Voicyが面白いのではなく、Voicyで配信されている番組が面白いのです。
良いコンテンツは結局、何を使っても届くと思います。結局、ネット回線です。アクセスしたところで聞ければ聞けるのです。
後は、サービス提供側が意図するブランドに自分が合っているかどうか?なんでしょうね。
サービス側がリスナーを集めてくれる点もある。
自分のブログに1日、1000も10000も集めている人ならば、自分のブログに音声を埋め込んだ方が早いのかもしれませんが。
審査に関して、自分のキャラクターがサービスが求めているものと合っていなければ、どんなに実力があっても、審査ではねられるのでしょう。
申請式はブランドを守りたいからするのだと思いますが、ネットの基本はオープンなプラットフォームです。
今後も継続して発信者を限定して受け手のみを増やすことは難しいでしょう。
Freshも結局、オープン化が検討されていますし、大きなくくりで言えば、Amazonでは、誰でも書籍が出版できるようになってしまった。
発信者を審査するのは最初のうちだけ。最初にブランドを作り上げることで、それに合ったユーザーが集まってくる。そこからが勝負なんでしょうね。勝手な想像ですが。
デザインからして、女性がターゲットではないでしょうか?

チャンネルはいくつも持っておくと良いかも

音声配信は既にWordpressを活用してPodcast配信を行うサービスを僕の会社でも展開しています。
自社でVoicyのようなアプリを開発できればしたかったですけど、僕にはプログラミング能力がないので、そこは、オープンソースを活用します。
でも!WordpressもPodcastも王道です。
ただ、その中でも王道だったiTunes。Podcastは基本、iTunesで聞くわけですけど、そんな僕自身が最近、王道だったiTunesを開かないのです。
なぜか?
音楽を聴くツールがspotifyになってしまったからです。
もちろん、spotifyにもPodcastはあるのですが、spotifyでPodcastを検索したことないな・・・

Voicyに配信を切り替えたからと言ってリスナーが増えるだろうか?

VoicyはVoicyユーザーしか聞けません。ログインしないと聞けないようです。
noteなら聞いてもらえるか?ブログなら誰でも聞ける?どこなら?って結局、皆さん、あちこちで聞くのであちこちに同じものを流す必要がでてくるんですよね。
面倒くさければ、一番多いところに専念すれば良いのかもしれません。
とにもかくにも、ツールやサービスに流されることなく、コンテンツを作る人はまずコンテンツを作り、「主なところ」から発信すれば良いのかと思っています。
その「主なところ」は日進月歩で日々、変わるわけですね。
動画に関しては、当分、Youtubeなのでしょう。音声はなかなか定着しません。個人的にはradionomyであってほしいのですが。

とりあえず、ウェブやブログであれば普遍的なものなので廃れることはなさそうです。普遍的なところ+「主なところ」を一つか二つ。
あとはコンテンツをしっかり作ることが第一義であることを忘れてはいけない。
プラットフォーム作りは、優秀なIT企業にお任せです。Voicyはきっとメジャーになるのでは?という予想はします。
スマートスピーカーと同じタイミングで市場に展開されているので、マーケティングの観点からも上昇気流に乗れる上手いタイミングだと思いました。